2025/4/20は二十四節気の「穀雨」の始まり。
本日はそんな「穀雨」の穀物を潤すやさしい雨と大地の母性をテーマにカレーを作りました。
ほくほくとしたじゃがいもに、砕いたナッツの香ばしさと甘さが、まろやかさの中に深みをつくります。旬のタケノコの歯ごたえからは春の訪れを感じられるでしょう。さらに春の土用の期間ということで白い食材、えのき茸を加えました。
食べ進めるごとに、心身にやさしさと安心感の広がるようなカレーです。

土用、というと夏の「土用の丑の日」が有名ですが
実際には春夏秋冬の季節の変わり目ごとに土用はあります。
土用の期間中は
・しっかり休息をとる
・土に触ってはいけない
・万が一土に触る場合は間日を選ぶ
と言われています。
また、春の土用は五行で言う、「木」の気が強くなるため、
「金」で剋するために白い食べ物がおすすめです。
二十四節気をさらに3つ(初候、次候、末候)に分けた期間を七十二候と呼びますが、
穀雨の場合は以下のとおりです。
①初候
葭始生(よし はじめて しょうず) →葦が芽を吹き始める(日本)
萍始生(うきくさ はじめて しょうず)
→浮き草が芽を出し始める(中国)
②次候
霜止出苗(しも やんで なえ いず) →霜が終わり稲の苗が生長する(日本)
鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう)
→鳴鳩が羽を払う(中国)
③末候
牡丹華(ぼたん はな さく)
→牡丹の花が咲く(日本)
戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる)
→戴勝が桑の木に止まって蚕を生む(中国)